劇人形の作り方・製作工程紹介の2回目です。
粘土の原型に水で溶いた焼石膏を流しかけ、二日ほど放置しておくと石膏の型が出来上がります。
この型から原型の粘土を取り除き、更に一日放置します。
こうして完全に乾燥した型の内側に和紙を貼って行きます。
紙は、何でもいいと云えばいいのですが、ゴンちゃん劇場では試行錯誤の末、しなやかで丈夫な手漉き和紙を使うようになりました。
某百円ショップで大人買いです :P
適当な大きさにちぎって水に浸して充分に柔らかくなった和紙を、糊と木工ボンドを水で溶いたものにじゃぶじゃぶに浸して型に内張して行きます。
ここでポイントをいくつか...。
- 紙は必ずちぎる(切ると紙のエッジが浮き上がります)
- 糊はじゃぶじゃぶつける(石膏がぐんぐん吸います)
- 貼った紙はぐいぐい押し付ける(石膏を割らないように :P)
- 紙の厚さにもよりますが、何度か重ね貼りしましょう。
という事でこれをまた一日以上放置します。
見ての通り、左が貼ったばかりの腕の型、右がいい具合に乾いた頃。
ちなみに完全に乾いてしまうと型から剥がす時にえらい目に逢うので、なんとなく湿っているくらいで剥がしましょう。
そして、これをまたまた放置します。
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